シャープ、ドライブレコーダー用システムボード開発

自動車 ビジネス 企業動向
シャープ、ドライブレコーダー用システムボード開発
  • シャープ、ドライブレコーダー用システムボード開発

シャープは、業界で初めて広画角180度レンズを採用し、前方から側方まで広い範囲を映せるドライブレコーダー用システムボード2機種を開発、29日からサンプル出荷する。

交通事故の発生前後の映像などの情報を記録するドライブレコーダーは、事故状況の把握ができるほか、取り付けることで一定の事故抑止効果も期待されることから、トラックやバス、タクシーなどの商用車で普及してきているが、今後は一般車への搭載も拡大する見込み。

今回開発したシステムボードは、前方から側方まで180度の広い範囲の撮影ができる。また、同社が長年培ってきたイメージセンサー技術と画像圧縮技術により、広画角でも鮮明な映像を記録する。さらに、事故などの発生前後の走行状況を残す「イベント記録」のほか、約6時間の「連続記録」を実現した。長時間の連続記録で「ヒヤリハット(危険な場面)」の状況を再生できるほか、安全運転の診断やエコ運転のアドバイスなどにも利用できる。

新製品はCCD/CMOSイメージセンサーや携帯電話用のカメラモジュールで培った画像処理技術や高密度実装技術を駆使して開発した。汎用設置タイプとルームミラー取付タイプの2種類。

サンプル価格は5万円で、月産5000個を生産する。量産開始は7月から。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集