三菱商事は、三菱電機、韓国の現代ロテム社、インドBEML社と共同で、インドのバンガロールメトロ向け車両を受注した。受注車両数は150両で、受注金額は約335億円。
バンガロールメトロは、市内中心部を通る合計33kmの鉄道システムで、既に商業運転が開始されているデリーメトロと同様に日本の円借款が供与されている。受注した4社はデリーメトロ向けに472両の車両も受注しており、今回はそれに続く大型案件となる。
車両の製造は韓国現代ロテム社、インドBEML社で、三菱電機は車両用電機品を担当する。
三菱商事は1950年代からインドの鉄道市場に参入している。インフラ整備により経済発展を目指すインドでは、今後もコルカタやチェンナイ、ムンバイなどで同様の大型都市交通案件の計画があり、三菱商事は旺盛な需要を背景に同国の都市交通分野の受注を目指す。