MINI がメモリアルバースデー…50周年

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BMWグループのMINIは8日、最初のMINIが誕生してから50周年を迎えたと発表した。英国オックスフォード工場では、全従業員がMINIのメモリアルデーを祝福した。

MINIの第1号車がラインオフしたのは、1959年5月8日。BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)のカウリー工場(現在のオックスフォード工場)で産声を上げた、モーリス『Miniマイナー』が最初のモデルだ。オールドイングリッシュホワイトで塗装されたシャシーナンバー「621AOK」は販売されず、記念すべき第1号車としてBMCで保管された。

全長3mちょっとのボディに、画期的なエンジン横置きFFレイアウトを採用。広い室内を実現したMiniは瞬く間に人気となり、1968年までの10年間に累計60万2817台がラインオフした。1969年、設計変更と同時にバーミンガムのロングブリッジ工場に生産を移管。その後、Miniは絶えず改良を加えながら進化を続けたが、2000年、惜しまれながら生産を終了した。

1994年にBMWグループ入りしたMINIは、2001年に新型「MINI」を発表。オックスフォード工場での新型の累計生産台数は140万台を超えており、1959年の初代からの累計販売台数は、実に600万台を突破している。

8日、オックスフォード工場を訪れたBMWグループの生産担当役員、Frank Peter Arndt氏は、「我々はMINIのサクセスストーリーを継承し、さらに強固なブランドに育てていく」と今後の意気込みを語った。

MINIは22 - 24日、英国シルバーストーンで「MINIユナイテッド」を開催する。元スタイル・カウンシルのポール・ウェラー、スコットランドのエレクトロポップアーチスト、カルヴィン・ハリス、UKパンクロックバンドのツイステッド・ホイールがライブを予定。世界中からMINIファンが集結し、偉大なコンパクトカーの誕生50周年を祝福することになっている。

《森脇稔》

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