気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年5月11日付
●新型インフル 4人目感染確認(読売・1面)
●幅広座席で快適空の旅航空機国内線上級サービス(読売・8面)
●社説:千円渋滞、拙速が混乱を招いた(毎日・5面)
●オピニオン:クライスラー破綻(産経・6面)
●F1スペインGP:バトン今季4勝目、同僚バリケロ2位(産経・16面)
●F1上限制限ならトヨタ不参加も(産経・16面)
●GM系金融に7400億円、車・機械など2割超(日経・1面)
●夏ボーナス初の2ケタ減(産経・10面)
●経営の視点:始まった「GM後」多極化時代どう勝ち抜く(日経・9面)
●私の課長時代:トヨタ方式、浸透に奔走 デンソー社長・加藤宣明氏(日経・11面)
ひとくちコメント
09年夏のボーナスの平均支給額が前年に比べ15.2%減と2ケタに落ち込むという。日経新聞が調査した中間集計の結果で分かったもので、きょう同紙が1面トップで報じている。
中でも、自動車や機械など輸出型産業ではいすゞ自動車が前年比28.8%減に落ち込むなど減額率が軒並み2割を超えた。日経は「サラリーマンの所得が大幅に減ることで、国内消費の下押し圧力となる可能性もある」と指摘する。
ただし、ボーナスなどの減額幅は管理職のほうが凄まじい。記事には取り上げられていないが、例えば、ホンダの管理職は、4月から給料の減額率をこれまでの5%から30%に引き上げるとともに、ボーナスは平均40%減とすることを決めた。最高60%減のトヨタ自動車の管理職ほどではないが、ホンダは今期も黒字決算の見通し。痛みを分け合い、社員一丸となって会社を守り抜くという愛社精神はわかるが……。