市光工業、生産体制の再構築計画を抜本見直し

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市光工業は7日、3月9日に発表した生産体制再構築の計画について抜本的に見直すことを決定したと発表した。

計画は、早くても2010年度内に市場が回復するとの慎重な予測のもとに策定したが、各自動車メーカーの2009年の販売見通しは予想に反して好転している。
 
2009年度上期には在庫調整がほぼ終了し、2009年度下期には回復基調を予測していることから、同社も回復基調に伴う生産体制の保持、雇用確保に速やかに対応するため、再精査した結果、投資費用効果の短期実現化の追求、資金効率の観点から、計画を見直す。
 
ヘッドランプは伊勢原製造所、大泉製造所で生産しているが、生産性効率の向上を目的に伊勢原製造所の1か所にヘッドランプの生産を集約させる。伊勢原製造所操業停止を見直して大泉製造所の操業を今年12月末に停止することにする。大泉製造所の操業停止後の伊勢原製造所におけるヘッドランプの生産規模は月産25万個を計画している。
 
伊勢原製造所にヘッドランプの生産を集中化することに伴い、子会社の九州市光工業が新工場を建設する計画を見直し、当面は現存の生産体制を維持する。市況が回復し且つ需要に伴う生産対応については引続き検討する。
 
藤岡製造所にリアコンビネーションランプの生産を集約し、月産25万個の生産体制とする計画は維持する。今年9月末で中津川製造所の操業を停止する計画にも変更しない。
 
産体制集約、早期退職募集による人員削減は、雇用確保の観点から、約730人から約560人に縮小する予定。

《レスポンス編集部》

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