ダイハツ工業は26日、2009年3月期決算と今期(2010年3月期)の業績見通しを発表した。国内外の販売減により、前期に続いての減益となるが、営業利益は170億円(前期比55.5%減)、純利益は80億円(63.8%減)を確保する。
単体ベースの今期販売は、国内が6%減の59万5000台、輸出は34%減の7万台を計画している。受託およびOEMは4%減の2万6000台の見通し。
売上高は14.2%減の1兆4000億円を予想している。為替は1ドル=95円、1ユーロ=125円を前提としており、円高による減益要因は120億円を見込む。箕浦輝幸社長は「厳しい環境にあるが、生産体制などのシンプル、スリム、コンパクト化を進め、黒字確保を必達目標にする」と強調した。