トヨタ紡織、川島織物セルコン、豊田通商の3社は、自動車、列車・航空機などのファブリック事業を2010年4月に統合すると発表した。
自動車ファブリック業界は、グローバル化の進展や機能性・デザイン性の向上など競争の激化が予想される。こうした状況に対応し3社はそれぞれの持つ強みを活かし、保有技術、顧客基盤、事業分野と地域性の相互補完、相乗効果を発揮することで、営業・開発・生産基盤の強化と、一貫工程による、一層の効率化を目指す。
また、車室内空間全体を想定した機能性、環境・健康などに配慮した高機能ファブリックや先端のデザイン性を追求したファブリック開発生産体制の構築に向けて事業統合する。
事業統合の方法ではトヨタ紡織、川島織物セルコン、豊田通商の自動車ファブリック事業をそれぞれが分社化、事業統合する予定。具体的な内容については、今後3社で協議して決定する。