開幕3戦ノーポイントという28年ぶりの最悪の序盤戦となったフェラーリ。チャンピオンシップを席巻しているブラウンGPやトヨタが採用しているダブルデッカーディフューザーを搭載していないことがパフォーマンス不足につながっているとの批判もあるなか、ステファノ・ドメニカリ代表は状況はもっと複雑だと語る。
「状況はそんなに単純なものではない。(ダブルデッカーディフューザーは)確かに利益になるだろうが、それだけが苦境の原因だと決めつけることは間違いだ。例えば、レッドブルは(ダブルデッカーディフューザーもKERSもなしで)素晴らしい仕事を成し遂げているわけだし」
「とにかく今は努力することだ。冷静で居続けることが大事。もちろん簡単ではないが、戦況が変わりやすいのがこの世界の特徴でもある。いま一番大事なのはゼロポイントから脱出することだ」とドメニカリ代表はコメントしている。