アストンマーチンの4ドアスポーツ、ベールを脱ぐ

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アストンマーチンは15日、開発中の新型4ドアスポーツカー、『ラピード』(RAPIDE)の概要を明らかにした。ラピードは9月のフランクフルトモーターショーで正式デビューを飾り、2010年初頭から販売がスタートする。

アストンマーチンがラピードの名前を最初に使用したのは、1961年。『DB4』をベースにした4ドアモデル、『ラゴンダラピード』がそのモデルだ。しかし、わずか4年で生産中止に追い込まれる。

新生ラピードは、2006年1月のデトロイトモーターショーで披露された『ラピードコンセプト』を市販化したもの。『V8ヴァンテージ』や『DBS』などと同様に、ひと目でアストンマーチンとわかるアイデンティティを維持しながら、伸びやかなフォルムを持つ4ドアスポーツを完成させた。

サイドドアは「スワンウイング」方式を採用。少し上方に開いた後、外側に開口し、後席へのアクセス性を高めている。内装の写真は公表されていないが、独立4シーターのキャビンは、最高の素材が吟味され、快適な移動空間に仕立てられるという。

パワーユニットは、6.0リットルV12(476ps、61.2kgm)をフロントに搭載し、後輪を駆動。「タッチトロニック」と呼ばれる新トランスミッションが用意される。エンジンはアストンマーチンの職人により、1基1基ハンドメイドで組み上げられる。

ラピードは9月のフランクフルトモーターショーで正式発表された後、2010年初頭からデリバリー開始予定。現在、ドイツ・ニュルブルクリンクのテストセンターで、最終仕上げが行われている段階だ。エンジンなどの主要メカニズムはアストンマーチンの英国工場で製造。車両の組み立ては、オーストリア・マグナシュタイア社のグラーツ工場に委託される。

新型ラピードはポルシェ『パナメーラ』と競合することになるが、アストンマーチンは「新型ラピードは世界で最もエレガントな4ドアスポーツカー」と自信満々。高級4ドアスポーツカーに、またひとつ新たな選択肢が加わった。

《森脇稔》

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