独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、出光興産が英国シェトランド沖で実施する石油などの探鉱事業について、75%出資案件として採択したと発表した。
出光興産は2007年5月に英国のFaroe Petroleum社と権益譲渡契約を締結し、英領北海シェトランド沖204/13鉱区の10%権益を取得した。出光興産はこの事業のため、英国法人を設立し、事業を推進する。
英国シェトランド沖は未探鉱地域が比較的多く残されたフロンティア地域で、1990年以降、比較的規模の大きな油ガス田が相次いで発見されて注目されており、現在も大水深域を中心に探鉱活動が続けられている。
今回のプロジェクトも水深1000メートルを超える大水深域での探鉱事業で、相当規模の油田の発見を目指しており、日本企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与することが期待されている。