ジャパンエナジーと出光興産は8日、愛知県の両社製油所間での水素や燃料の有効活用による連携強化策について、石油コンビナート高度統合運営技術研究組合(RING)「2009年度コンビナート連携石油安定供給対策事業」に応募、補助金交付対象事業として選定されたと発表した。
両社が実施するコンビナート水素回収・燃料連携事業は、ジャパンエナジー知多製油所が自家燃料としている副生水素を回収・高純度化し、出光興産の愛知製油所へ供給するというもの。これによりジャパンエナジー側で不足する自家燃料を補うため、出光興産側から分解重油やブタンを供給する。これらの実行に必要な連携設備を設置し、水素製造装置の稼動低減や重油の有効活用を図る。期間は2009-2010年度。
原燃料消費減により、年間2万4000キロリットルの原油処理量の削減を見込んでいる。