JOGMEC、双日と伊藤忠の豪州での鉄鉱石探鉱に融資

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独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は30日、双日、伊藤忠商事が、それぞれ豪州で推進している鉄鉱石探鉱案件2件に対し合計10億9000万円の融資を実行したと発表した。

双日、伊藤忠の両社は、豪州の現地子会社を通じて、現地企業から鉄鉱石の探鉱開発権益の一部を取得するとともに、ジョイントベンチャー方式で探鉱事業を推進している。

今回、JOGMECは、双日の現地子会社であるソウジツ・リソースズ&テクノロジー社が西豪州で推進するサウスダウン鉄鉱石プロジェクトに対して9億4000万円、伊藤忠の現地子会社であるイトウチュウ・ミネラルズ&エナジー・オブ・オーストラリア社が北部準州で推進するローパーバー鉄鉱石プロジェクトに対して1億5000万円の海外探鉱資金融資を実行した。
 
鉄鋼原料である鉄鉱石の安定供給を図ることを目的に、今年2月に成立した第2次補正予算で、探鉱開発支援制度(金融支援制度)の対象鉱種に鉄鉱石の追加が認められた。これを受けて両案件で初めて採択した。
 
JOGMECは今後も鉄鉱石を含めた金属資源全般の安定供給を図るため、海外で探鉱開発を推進する企業に対し、積極的な支援を行っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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