いすゞ自動車は26日、『フォワード』の低床型全輪駆動車の動力伝達装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1999年5月12日-2005年9月1日に製作された734台。
フロントアクスルの構造と製造時の洗浄工程が不適切なため、アクスル内部の異物が減速ギヤのベアリングに浸入して減速ギヤが破損し、異音が発生してギヤに噛み込み、走行不能に至るおそれがある。
全車両、フロントアクスルおよび減速ギヤのベアリングを対策品と交換し、減速ギヤを新品にする。
不具合発生件数は30件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。