「ジャパンインターナショナルボートショー2009イン横浜」(3月12 - 15日、パシフィコ横浜)で、日産マリーンは7年ぶりにカタマランボート(双胴船)「サンキャット」シリーズを復活させた新モデル『サンキャット26』を発表した。
サンキャット26は、「揺れない、流れない、たたかない」という双胴船のメリットに加え、横方向にワイドなスペース効率、低燃費さなどを売り文句で、約850万円で国内のみで発売される。
日産マリーンは、「先代までのサンキャットはおよそ500隻、シリーズ全体で1000隻が売れたヒットモデル。日産といえばサンキャットといわれるほどで、先代までのサンキャットユーザーから復活してほしいという声を多くいただき、今回の発表となった」と話す。
同社は月販目標を10隻ほどとあげる。「ラインで製造していないので量産はできない。クルマ以上に厳しいが、年間100隻売れればベストセラーだ」と担当者。
この景気不況のなか、同社は共同購入という買い方も提案しながら販売していくという。「船の値段というのは、高級輸入車ほどの額だが、船はクルマと違って所有権がひとりじゃなくていい。『仲間うちで持つのはどうですか』というセールストークもできる。いろいろな購入方法を提案していきたい」。