【シトロエン C4 新エンジン】ブラッシュアップされたデザイン

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2005年5月に日本に導入されたシトロエンのミドルサイズハッチバックの『C4』がマイナーチェンジを実施した。今回、新型エンジンの導入が目玉となるが、内外装のデザインもブラッシュアップされている。

最も印象を変えているのがフロントマスクだ。従来はダブルシェブロンのグリル下もボディ同色のバンパーとなっていたが新型ではバンパー部をブラックとし、アンダーグリルとの一体感が強調されて躍動感を向上。フォグランプベゼルも独立したデザインとなり、フロントマスク全体がエレガントな印象を高めている。

また、ボンネットのデザインも中央部のキャラクターラインがなくなり、滑らかな形状に変更されている。このデザイン変更により全長も35mm延長された。

インテリアでは、ステアリングコラムに装備されていたタコメーターがインパネ中央のセンターメーターに内蔵されるようになり、速度とエンジン回転数を同時に認識しやすくなった。そして、マルチファンクションディスプレイまわりのパネルもデザインが変更されて質感を向上させている。

プジョー・シトロエンジャポン広報部の吉田訓啓さんは「シトロエンC4はプジョーに比べて購入者の年代層が少し高く、女性ユーザーも15%と少なめになっていますので、優雅さを増した今回のデザイン変更は、よりユーザーニーズにマッチしたものといえるでしょう」

「C4をお買い求めになるお客様はデザインを決め手になさる方が多いので、新しいC4のデザインもお客様のご期待に沿えるシトロエンらしいデザインに仕上がっていると思います」とコメント。

実際に新しくなったC4のフロントマスクは、C4らしさをスポイルすることなく優雅な雰囲気を手に入れている。このフランス車らしいスタイリングなら、今後もVW『ゴルフ』やアウディ『A3スポーツバック』といったライバル車種に対して大きなアドバンテージになるはずだ。

《岡島裕二》

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