【トヨタ カローラアクシオ“GT”登場】テンゴターボで走り復活なるか

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トヨタ系の特装車メーカーでチューナーのトヨタテクノクラフトTRDは18日、『カローラアクシオ』にターボキットを搭載したモデル「カローラアクシオ“GT”」の発売に伴い、横浜本社にてプレス向けの説明会を行った。

カローラアクシオ“GT”は、1.5リットル「カローラアクシオ」をベースにターボキットを搭載したスポーツモデルだ。トランスミッションは5速マニュアルの設定のみで、ターボはインタークーラー付きとなっている。ECUも専用。内外装もいたってシンプルで見た目は悪く言えば「営業車」だ。ただし、よくみるとフロント、リアのスポイラー、TRDやGTのエンブレム、17インチのTRDホイールとミシュランタイヤが異彩を放っている。

カローラといえば、かつては内外のモータースポーツで活躍し、『カローラ・レビン』、『スプリンター・トレノ』といった派生スポーツモデルが大ヒットしていた車種だ。また、そのうちの「AE86」はひとつの車種名であるかのように、マニアや競技関係者の間でブランドが確立されている。販売台数のランキングを競う大衆車であると同時に、グラスルーツモータースポーツからプロフェッショナルまで、人気と評価を得ていたライトウェイトスポーツの代名詞的な存在がカローラだったわけだ。

現在のカローラには、そういったイメージはなくなっているが、若い世代が車に求めるものが変わったといわていることからやむを得ないことかもしれない。また、世界的な大不況の中、各社がモータースポーツ活動から撤退、中止、ホットモデルの開発中止の嵐が吹き荒れている。

このような状況で、あえてカローラにGTモデルを投入した狙いはなんだろうか。トヨタテクノクラフト営業本部企画室マーケティンググループ小吹順太郎氏によれば、「アクシオや『フィールダー』といった若者向けのモデルもありますが、かつてのカローラのDNAを復活させ、若い人に車の楽しさ、とくに自分で車を作りあげる楽しさをアピールしたいと思っています」と、その開発目的を語ってくれた。

たしかにカーナビはおろかラジオも装備されていない車はいまどき珍しいが、これもかつては真のGTカーの証しだったりしたわけだ。エンジンや基本設計ができていれば、サスペンションやタイヤ、ボディ補強などで車はいかようにもセッティングできる。ホワイトボディに必要最小限の装備だがエンジンは際立っている(150ps/6000rpm、20kgm/4800rpm)となれば、これはいじりがいがある車と思う人も少なくないだろう。

なお、メーカー希望小売価格は249万5000円。2月から受注を受け付けており、最初の納車は3月中に可能ではないかとのこと。

《中尾真二》

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