ベントレーは27日、ジュネーブモーターショーにベントレーの市販車としては過去最強、最速のモデルを出品すると発表した。車名は現時点では公表されていないが、バイオフューエル対応のエンジンを搭載するという。
ベントレーが公開した写真はフロント正面1枚のみ。その写真から判断すると、2007年に発表された『コンチネンタルGTスピード』がベース車両のようだ。しかし、ボンネット左右にはエアインテークを追加。バンバーも専用デザインとなっているのが見て取れる。
ベントレーが「ベントレーのプロダクションモデルとしては、最もパワフルで最も速い」と説明していることから、現ラインナップ最強のコンチネンタルGTスピードの性能を上回るのは確実。コンチネンタルGTスピードは6.0リットルW12ツインターボ(600ps、76.5kgm)を搭載。0-96km/h加速4.3秒、最高速325km/hの性能を誇る。これを上回るパフォーマンスが新型ベントレーには与えられる。
燃料はバイオフューエル対応としている点も特徴。植物由来のエタノールをガソリンに混合した状態でも走行できる。CO2を排出してもカーボンニュートラルの観点から、ガソリン車よりも地球環境に優しいとされる。
ベントレーの最強版は、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで車名とともに公開される。パワーを追求しながらも、環境対応を図ったベントレーとして注目できる存在だ。