日産ディーゼル工業は27日、大型、中型トラック『コンドル』のピストンに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2004年1月16日-2006年12月4日に製作された1万6478台。
原動機のピストンの製造工程が不適切なため、ピストン内部に剥離が生じ、亀裂が進展してエンジンが破損し、走行不能となるおそれがある。
全車両、原動機を点検し、ピストンが損傷しているものは対策品と交換する。
不具合発生件数は74件で、国土交通省からの指摘と市場からの情報でわかった。事故は起きていない。