アウディも減産!…雇用を維持するワークシェアリング

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アウディAGは、インゴルシュタットとネッカーズルムの両工場で、2月20日から27日の間のうちの6日間、労働時間を短縮すると発表した。
 
今回の生産調整によって、約2万5000人の従業員が影響を受ける。車両生産に直接関係のない部門は、労働時間短縮の対象外となる。
 
アウディは2008年に販売台数100万台の新記録を達成したものの、世界的な景気後退の影響を受けて、減産を余儀なくされる。同社の人事担当であるヴェルナー・ヴィドゥッケル取締役は「特にここ数週間、主要マーケットにおける需要は劇的に減少し、当社も対策を取らざるを得なくなりました」としている。
 
同社は、生産調整で雇用を維持する対応策をとる。インゴルシュタットとネッカーズルムの両工場にある人的リソースと生産能力は、両拠点がそれぞれ持つキャパシティを均等にするため、配慮されてきた。今回、労働時間を短縮することで、従業員の雇用を維持する。
 
今年発表する新モデル6車種に関しては、生産開始に向けて準備を計画通り進める。
 
アウディAGの経営陣と労働組合の間には、経営状況を理由としたレイオフを2011年まで禁止する「Zukunft Audi(アウディの将来)」と銘打った契約がある。今回の労働時間短縮でも対象となる期間に関して、同社役員会は労組と報酬合計額を引き上げることで合意しており、支給される給料の額にほとんど変化はない、としている。労組も会社が提案する労働時間短縮を支持している。

《編集部》

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