【デトロイトモーターショー09】キャデラック SRX 新型…ダウンサイジング

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GMは3日、新型キャデラック『SRX』の概要を明らかにした。新型は2代目で、キャデラックの中型SUVだが、初代よりもボディサイズをコンパクト化。直噴エンジンの採用など、環境性能を引き上げて登場した。

新型の外観は、2008年のデトロイトモーターショーで披露された『プロボークフューエルセルコンセプト』のイメージに非常に近い。キャデラックのデザイン言語、「アート&サイエンス」を取り入れながら、上品かつ力強いイメージが訴求された。ステーションワゴン風の初代と比較すると、SUVらしいプロポーションに変身しているのがわかる。

ボディを小型化しているのも新型の大きな特徴。ボディサイズは全長4833×全幅1910×全高1668mm、ホイールベースは2807mm。初代と比較すると、全幅は66mmワイドになっているが、全長は117mm、ホイールベースは150mmも短くなった。全高は54mm低くなっている。

ダウンサイジングはエンジンにも適用。初代のエンジンは3.6リットルV6(255ps、35.1kgm)と4.6リットルV8(320ps、43.6kgm)だが、新型は排気量を縮小し、3.0リットルV6直噴(260ps、30.6kgm)と2.8リットルV6ターボ(300ps、40.8kgm)の2機種を搭載する。トランスミッションは両ユニットとも6速ATだ。

とくに3.0リットルV6は『CTS』用の3.6リットルの縮小版で、直噴技術の採用によって、初代のV6よりも10 - 15%燃費を改善。排出ガス中の有害物質も約25%低減した。燃費データは公表されていないが、GMは「高速燃費は約25mpg(約10.6km/リットル)程度」と説明している。

また、2.8リットルV6ターボは、2007年にサーブのターボ発売30周年を記念して投入された『9-3』の限定車、「ターボX」と基本を同じくする。

駆動方式はFFと大幅に進化した4WD。4WDは電気式のeLSDを組み込むことで、駆動トルクが前後だけでなく、リア左右にも分配できるようになった。これにより、滑りやすい路面でのコントロール性を引き上げているという。

室内はインパネのセンターパネルのデザインに特徴を持たせたほか、ナビゲーションシステムのモニターはCTSと同じポップアップ方式を採用。ウッドやレザー、アルミで仕上げられた空間は、キャデラックらしい高級感に満ちている。

新型キャデラックSRXは11日に開幕するデトロイトモーターショーで正式公開された後、4 - 6月に生産開始。北米ではレクサス『RX350』、アキュラ『MDX』、BMW『X3』などがライバルとなる。

《森脇稔》

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