独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構（JOGMEC）は、ジャパンエナジーマレーシア石油開発、新日石開発・半島マレーシアがマレーシアで実施する石油などの探鉱事業について出資案件として採択した。
ジャパンエナジーの100％子会社のジャパンエナジーマレーシア石油開発、新日本石油開発の100％子会社の新日石開発・半島マレーシアは、今年4月、マレーシア国営石油会社ペトロナスと生産分与契約を締結し、マレーシア・マレー半島東方沖合いPM308A鉱区の20％権益をそれぞれ取得し、現在探鉱事業を推進している。
JOGMECはジャパンエナジーマレーシア石油開発に40億5000万円、新日石開発・半島マレーシアに27億円をそれぞれ出資する予定。
PM308A鉱区は、周辺に油田が存在する有望な鉱区で、数億バレル規模の油ガス田の発見を目指している。このプロジェクトは、日本企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与し、日本のエネルギーセキュリティー上の大きな効果が期待されているとしている。
