気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年12月10日付
●ソニー1万6000人削減、正社員8000人含め 国内外、来年度末までに(読売・1面)
●激震経済、トヨタ・ショック:「環境対応車」に活路(読売・1面)
●トヨタ減産拡大、北米5工場で数万台(毎日・8面)
●ビッグ3監視人「ボルカー氏を」米下院議長(毎日・9面)
●F1ホンダ買収オファー20件(産経・8面)
●電気自動車、充電インフラ、米VB,日本で展開(日経・3面)
ひとくちコメント
ソニーが主力のエレクトロニクス部門で、2010年3月末までに全世界で正社員8000人を含む1万6000人を削減するなどの大リストラに乗り出す。きょうの日経を除く各紙が1面トップ記事で取り上げている。
57拠点ある工場も約1割減らすなどして10000億円のコスト削減効果を見込むという。米国に端を発した金融危機のあおりを受けて、すでに自動車メーカーでは期間従業員を中心に1万人以上の雇用調整を実施しているが、リストラの嵐は電機、その他の業種にまで及んできた。
日経は社説で「日本の他の大手電機メーカーにとってもソニーの苦境は人ごとではない。『選択と集中』や業界再編、新興市場の開拓などを急がなければ、今の円高と世界経済の失速という逆風は乗り切れないだろう」と警鐘を鳴らしている。
「トヨタ・ショック」に次いで、今度は「ソニー・ショック」、連日大企業の暗いニュースばかりで読者も飽き飽きしている。