11月19日に発表された新型の日産『キューブ』。180cm+・90kg+の記者が、助手席に乗ってみた。助手席でジャグジーのような雰囲気を味わえるか?
助手席で気になったのは、窓からヒジを出しにくいという点。ジャグジーのようなノンビリゆったり気分を味わうなら、これは大きなポイントだと思うのだが。フロントドアのウィンドウはデザイン重視で角が丸くなっており、記者の場合、ちょうどそこにヒジが当たってしまい、出せないのだ。
ただし、シートを前にスライドさせられる体格の人なら、ヒジを出せるのではないかと思う。なお、アームレストはとても小さく、常識的に見ると非常に使いにくそうだが、意外と問題なく使える。
ヒザ周りに関しては、ダッシュボードがやはり見た目デザイン重視で、センターに向かうに連れて前に出てくるので、右ヒザが当たってしまう。そのため、あまりシートを前に出せない。どうも、トヨタ『iQ』の助手席のえぐれたダッシュボードを体験して以来、同じようにえぐってもらえないものかと感じてならない。足下に関しては、大きく気になるようなところはなかった。
シートの座り心地自体は確かにいいので、個人的にはヒジを出せるか、ダッシュボードをもう少し削ってあったらもっといい感じになったのではないかと思う。ジャグジー感覚ということはくつろげるということなわけで、眠くなってしまうような気持ちよさを味わえるということだと思うと、少々残念である。