富士重と住友商事、大阪で初の清掃ロボットを導入

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富士重と住友商事、大阪で初の清掃ロボットを導入
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住友商事と富士重工業は、両社が共同開発したエレベータ連動型清掃ロボットシステムを、大阪市中央区北浜にある「住友ビルディング」に導入したと発表した。

同ビルの清掃会社であり、住友商事の事業投資会社であるレイビが清掃ロボットを運用する。エレベータ連動型清掃ロボットシステムが大阪で実用化されるのは初めて。
 
このシステムは、自律式の無人清掃ロボットがオフィスビルの各階をエレベータにより独力で移動し、廊下など共有スペースの床面を清掃するというもの。
 
今回導入されたのは、2001年に晴海トリトンスクエア(東京都中央区晴海1丁目)に導入されたロボットをベースに、駆動モータの改良、パワー回路の耐久性向上、障害物検出センサーとしてレーザ式測域センサーの採用、清掃吸引部の昇降機構の改良など、新設計を施したもの。
 
システムを導入することにより、オフィスビルのオーナーや管理会社は、オフィスビルの共用部清掃の省人化や品質均質化を実現できるとともに、清掃の行き届いた気持ちのよい環境を入居するテナント企業に提供することで、オフィスビルの付加価値の向上を図る。レイビは、大阪市内を中心にオフィスビル、マンションの清掃業務・設備管理業務を行っており、今回の導入を機に、清掃ロボットシステムの導入を含めた幅広い業務提案を行い、受託物件の拡大を目指す。
 
富士重工業は、これまで培ってきたロボットに関する技術や、屋外型清掃ロボットのノウハウなどを活かしながら、従来の清掃ロボットを改良して、安全性、信頼性、保全性の向上を図る。

《レスポンス編集部》

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