GMは17日、動画共有サイト『You Tube』で、自動車産業の救済を呼びかける異例のキャンペーンをスタートさせた。
最近のGMはフォードモーターに合併話を持ちかけて断られると、今度はクライスラーグループへ接近。しかし、それもご破談になって窮地に追い込まれている。リック・ワゴナー会長も認めるように、まさに「何でもアリ」の状態だ。
約4分の動画には、GM、フォード、クライスラーがいかに米国で多くの雇用を生んでいるか、また、部品メーカーまで含めると、どれだけたくさんの人々が自動車産業に関わっているかなどを紹介。
仮にビッグ3が経営破綻することにでもなれば、その影響は計り知れないと主張している。
19日に開催された米国連邦議会の公聴会で、ビッグ3首脳はそろって政府による公的救済を求める発言を行った。しかし、ポールソン財務長官は金融機関以外への公的資金投入に慎重な構えを崩していない。
果たしてGMは、この動画で米国民を味方につけることができるだろうか。