欧州カーオブザイヤー2009が17日、発表された。イヤーカーに輝いたのは、オペル『インシグニア』。第1回から数えて22年、オペルの受賞は初となった。欧州カーオブザイヤーはロシアを含む23か国、総勢59名のジャーナリストが、2007年秋から2008年夏までの1年間に発表された新型車の中から、ベストな1台を選出するもの。今年で22回目となる。最終選考にノミネートされていたのは、全7台。オペル・インシグニアはフォード『フィエスタ』をわずか1ポイント差でかわし、総得点321点でイヤーカーの栄冠を手にした。実際、最高評価を与えたジャーナリストの数は、インシグニアが20名に対して、フィエスタが19名と非常に激戦。インシグニアは、デザイン、品質、コストパフォーマンスなどの面で、ジャーナリストに称賛された。インシグニアは2008年7月のロンドンモーターショーで発表。ミッドサイズクラスに属し、ボディは4ドアセダン、5ドアハッチバック、ステーションワゴンの3種類を用意する。エンジンはガソリン4機種、ディーゼル4機種と豊富で、トップグレードは最大出力260psの2.8リットルV6ターボを搭載する。インシグニアの受賞は、親会社GMの不振によりドイツ政府に信用保証を求める事態に陥ったオペルにとっては、せめてもの救いになったようだ。結果は以下の通り1:オペル・インシグニア 321点2:フォード・フィエスタ 320点3:VWゴルフ 223点4:シトロエンC5 198点5:アルファロメオMito 148点6:シュコダ・スパーブ 144点7:ルノー・メガーヌ 121点