「日本といえば“カイゼン”の国、世界に知られた特長だ」と言うのはエンジニアリング・ディビジョン担当のネビヨ・マンツェ氏。マイナーチェンジした『3シリーズ』は日本で走り込み、信頼性をアップしたという。
日本国内での走行実験は全体で20万km以上、時間にして7400時間だという。マンツェ氏は「日本のお客様に大切な信頼性を向上させるため、これまでにない規模の実験をしてきた。この技術とテストの結果を日本以外の市場にも反映していく」と話す。
ドイツからただ輸入して売るだけが仕事ではないと強調するBMWの日本法人。日本での走行実験やリサーチ結果はドイツのミュンヘンにある本部にフィードバックされ、日本仕様の充実だけでなく、世界の3シリーズの改善に役立てられるだという。