マイナーチェンジしたBMW『3シリーズ』は、題して「テーラーメイド for ジャパン」。フロントドアハンドル形状を日本仕様のみ変更、全幅1800mmに抑えていることなど日本向けのカスタマイズがなされている。
BMWの日本法人で、日本仕様の検討を行っているエンジニアリング・ディビジョン担当のネビヨ・マンツェ氏は「車庫証明を取得するためにも1800mmに収まることが重要と認識している」と発言、車両の寸法は運転のしやすさだけでなく、立体駐車場利用者には購入の可否に直接結びつくものとの認識を示した。
また、そのほかの日本仕様変更点は、ナビゲーションなどの操作を行うiDriveのボタンを「NAV」から「MAP」に変更していること。本国では「NAV」を押すとナビゲーションのメニューを表示するが、日本仕様は「MAP」を押して現在地表示となる。
マンツェ氏は「メインメニューにも、お客様からのリサーチ結果を盛り込んで改善し、本国仕様の3倍の専用機能がある。日本はハイテクが一般化した市場で、日本のお客様は高い機能への期待度が非常に高い。日本のお客様が新しいナビゲーションのトレンドを生み出していくと信じている」とし、日本仕様の充実ぶりを強調した。