アウディAGが発表した10月の世界販売台数は、欧州、新興アジア市場で販売が増加し約8万2400台で、前年同月比7.2%増となった。
2008年1月-10月の累計販売台数は、前年同期比3.3%増となる約84万4700台と順調に推移している。11月中旬にヨーロッパで発売する新型SUVの『Q5』によって販売に弾みをつける方針で今年の販売目標100万台を達成する見通し。
アウディの販売が順調に推移しているのは今年に入って発売された『A4アバント』、『A3』、『A6』などが好調なためだ。
ドイツを除くヨーロッパでは、10月が前年同月比9.4%増の3万4578台だった。市場全体が低迷しているイタリアやフランスで増加した。
ドイツ国内はほぼ横ばいだったほか、米国は同0.3%増の7443台だった。
アジア太平洋地域は同20.5%増の1万2190台と大幅に伸びた。中国が同25.1%増となった。
アウディAGのルパート・シュタートラー会長は「アウディは好調な販売だが、会社の業績は低迷する市場によってさらなる影響を受けている」としている。