【アウディ A3スポーツバック 詳報】1.4リットルターボで低燃費と高出力を両立

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【アウディ A3スポーツバック 詳報】1.4リットルターボで低燃費と高出力を両立
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アウディ『A3スポーツバック』マイナーチェンジでは、エントリーグレードに、1.4リットルの直噴ターボエンジンと7速Sトロニックミッションを搭載した「1.4TFSI」が設定された。

従来モデルの、1.6リットルの自然吸気エンジン(6AT)を搭載した「アトラクション」というグレードの代替えとなる。

1.4TFSIに搭載されるシングルターボエンジンはVW『ゴルフ』の「トレンドライン」に搭載されるものと同タイプのパワートレイン。最高出力は125psなので驚くほど強力ではないが、最大トルクは20.4kg/mもあり、実に2リットルの自然吸気並みの力強さを誇る。しかも、その最大トルクを1500回転という低回転域から発揮してくれるので、非常に扱いやすい。

アウディジャパン商品企画部の平野智さんは「1.4TFSIは従来の1.6リットルに比べて、最大トルクを35%も向上させながらも、10・15モード燃費では約30%も低燃費化することに成功しています。さらにCO2排出量も従来の1.6リットルに対し、23%も少なくすることができます」

「価格は装備の充実などを行っているのでアトラクションよりは多少アップしていますが、300万円を切る価格を実現していますので、販売面ではA3スポーツバックの中心的な存在となるでしょう」とコメント。

実際にA3スポーツバックの1.4TFSIの走りは従来の1.6リットルに比べて大幅に力強さを増している。発進直後にターボの効果が発揮される回転域に入るので、低速時から俊敏な加速を引き出すことができ、走り出してしまえば7速のSトロニックが常にターボの効く回転域を維持してくれる。

変速時の切れ味などは6速のほうが鋭い感じがするが、7速Sトロニックは変速制御が巧みで、街中をDレンジで走っている時は60km/h程度も7速に入っている。そして、高速を100km/h程度で巡航しているときも回転数は2000回転前後に抑えられているので実際の燃費性能も良さそうだ。

フットワークもターボでも軽量なパワートレインのおかげで、軽快感のあるハンドリングを見せてくれる。乗り心地も引き締まってはいるが、嫌な硬さはなく市街地走行でも快適だ。

1.4TFSIはエントリーモデルではあるが、低燃費と力強さ、価格といった重要な項目が上手くバランスされているので、A3スポーツバックの中ではイチオシのグレードだ。

《岡島裕二》

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