16日に発表された4代目オデッセイ。早速、180cm+・90kg+の巨漢記者が乗り込んでみた。まずは1列目。
ドア開度は90度までいかないが、80度以上はあると思われる。乗り降りに支障を感じるようなことはまずない。記者のお腹周りは、恥ずかしいが余分なものが少々ついている上に、取材時は常にウエストバッグを装備。乗り込むのがキツいクルマだと、お腹が苦しくなるのだが、そんなことはなかった。
運転席は、デフォルトのシート角度のままだと、どこにぶつかるわけではないが、座高約1mの記者だとあまり余裕はない。ただし、ステアリングは前後&上下の調整が可能なテレスコピック&チルト方式なので、シートを少し寝かせればOK。よほどの長身じゃない限りは、まず自分に合ったシート&ステアリングポジションを見つけられるはずだ。
ただし、運転席はホールド性を高めるために少しバケット風にしてあるようで、記者の大きなお尻だと少々ハマってないような違和感があった。足下に関しては特に問題なし。運転席からの視界も良好だ。
助手席に関しても、大きく気になるところはない。デフォルトのまま乗り込んで、ヒザ周りをダッシュボードなどにぶつけずに座れた。引き倒すタイプのヒジ掛けは、運転席左側、助手席右側ともに備えられており、シート間の距離があるので、両方に記者クラス(肩幅60cm)が座っても、腕どうしがぶつかる心配はない。シフト(セレクター)ノブもインパネに備えられているので、助手席側でデンと腕を載せていても、シフトチェンジ時に邪魔にならないはずだ。足下も余裕がある。
助手席に関して強いて難点を挙げるとすれば、ダッシュボードの形状をもっと彫り込んでもよかったのではないかという点。そうすれば、記者クラスでもシートをずっと前に出せるので、助手席側だけでも2列目以降がもっと前後の余裕ができたはずだ。なお、1列目のシートセンターテーブルは折りたため、1 - 2列目の移動を行いやすい(さすがに記者の体格だとさすがに窮屈だが)。