三井物産とカナダ、大型ガス複合火力発電プラントの営業を開始

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三井物産とカナダ、大型ガス複合火力発電プラントの営業を開始
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三井物産は、米国独立系発電事業会社カルパイン社と共同で建設していたカナダ・オンタリオ州西部セントクレア郡で1005MWの大型ガス複合火力発電プラントが完成し、16日に営業運転を開始した。

両社が折半出資して設立した事業会社グリーンフィールド・エナジー・センターがプラントを運営する。

事業会社は、オンタリオ電力卸売市場で直接電力を販売する一方、カナダ・オンタリオ州電力公社から今後20年間にわたる売電収入保証を受けることにより、安定した事業キャッシュフローを確保する。

この事業は、日本企業によるカナダで初めての大規模な電力事業で、三菱東京UFJ銀行・モントリオール銀行を幹事とする銀行団との間で約6億5000万カナダドル(約640億円)のプロジェクトファイナンス契約を締結し、融資を受けた。環境に配慮して天然ガスを利用、エネルギー効率に優れたガスコンバインドサイクルを採用したことにより、既存の老朽化した石炭火力発電所と比べてCO2排出量を大幅に低減できる。

三井物産は、海外での電力事業を積極的に推進しており、特に北米は電力事業分野における最重要市場の一つと位置づけている。今後も新規の優良案件が期待される北米電力市場への取り組みを一層強化するとともに、インフラ整備の重点課題として電力事業をグローバルに幅広く展開していく方針。

《レスポンス編集部》

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