フィアットグループオートモービルズジャパンは11日、パリモーターショーでワールドプレミアとなったフィアット『500 by DIESEL』を、DIESELが開催する音楽イベント「DIESEL XXX」(ディーゼルトリプルエックス。幕張メッセ)で日本初公開した。
DIESELはイタリアのファッション・ブランド。500 by DIESELはフィアットのデザイナーとDIESELのデザイナーたちのコラボレーションにより登場、インテリアおよびエクステリアに専用のカラーや、専用パーツをちりばめている。
ボディカラーは「DIESEL green」、「DIESEL Brown」、黒。専用のホイール、サイドモール、サイドミラーカバーなどが装着される。内装はDIESELのロゴが入ったデニム・ファブリック・シートを備え、シートのサイドにはDIESELジーンズの5番目のポケットを連想させるポケットがついている。また、シートは黄色のステッチを入れ、スピードメーターの数値板も黄色となっている。
DIESEL XXXの会場に展示された「FIAT 500 by DIESEL」は、DIESEL社のレンツォ・ロッソの個人所有ジェット機のカラーから発想した「DIESEL green」。すでに右ハンドル仕様となっており、参考出品車であるものの、量産型に近いモデルに仕立てたという。
日本への導入は2009年春を予定。ディーゼルではなくガソリンの1.4リットルエンジンを採用、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」の仕様となる予定。世界1万台のうち、日本への割り当て台数、価格は未定だという。