フォード、マツダ株の一部を売却へ

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米フォードモーターが保有するマツダ株の一部を売却する方針であることが11日明らかになった。日本の大手自動車メーカーや金融機関などに打診している模様。北米の新車販売急落などによって資金繰りが悪化しており、有力提携先であるマツダ株の放出も止むを得ないと判断した。

マツダは同日、フォードによる株式売却方針がNHKで報じられたのを受け、「当社から開示すべき具体的な決定事項はない」とのコメントを発表した。

フォードとマツダは1979年に資本提携し、米国やタイでの合弁生産や新車の共同開発などを行ってきた。1996年にはマツダが経営危機に陥ったため、フォードは出資比率を株主総会での否決権がある33.4%まで引き上げていた。フォードはマツダ株の一部は保有し続け、提携関係は継続する意向という。

《池原照雄》

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