気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年10月9日付
●ノーベル化学賞下村氏、クラゲから「蛍光たんぱく」(読売・1面)
●株暴落952円安、円一時98円台(読売・1面)
●GM本社ビル売却検討 米メディア報道(読売・8面)
●ガソリン164円、9週連続下落、150円台も視野に(毎日・10面)
●青山にレクサス展示場(産経・8面)
●F1日本GPあす開幕、呉越同舟F対M(産経・19面)
●東京都、トヨタと森ビルにパレットタウン売却(産経・23面)
●東証急落、円高直撃、販売不振も、自動車・電機ダメージ(東京・9面)
●世界10中銀、同時利下げ 市場混乱で協調(日経・1面)
●日本の競争力、9位に後退、世界経済フォーラム報告(日経・8面)
●円急伸、輸出企業に懸念(日経・11面)
●トヨタ「レクサス」ハイブリッド全車種に設定(日経・13面)
ひとくちコメント
東京の陸の孤島・お台場の臨海副都心の商業施設「パレットタウン」の用地をトヨタ自動車と森ビルビが買収、5年後の2013年夏をメドに大規模な再開発に乗り出すという。8日付の日経夕刊が速報し、詳細をきょうの朝刊で取り上げている。
記事によると、地主の東京都が約7万9000平方mの用地を814億円で売却すると発表。森ビルなどの事業計画では地上19階建てのオフィス棟、展示棟、地上23階建ての商業棟の3棟を建設。商業棟にはホテルと一体で運用するコンベンション施設を予定しているほか、トヨタは現在「MEGA WEB」内にある試乗コースを新施設で再整備するという。
記事にはないが、将来的には現在、水道橋にある東京本社ビルの移転構想が浮上する可能性も無視できない。ただ、モノづくり企業が不動産開発事業にのめり込むと本業の業績が悪化するというジンクスがある。一代一事業が豊田家のモットーだが、次代は“トヨタ不動産”なのか?