三菱商事は、大日本塗料が実施するカーボンオフセット活動に賛同し、同社へ排出権を販売すると発表した。
このカーボンオフセット活動は、大日本塗料が2009年1月以降に販売する遮熱塗料「エコクール」で、製造段階で排出されるCO2をオフセット(相殺)する。塗料業界で製造段階の排出をオフセットした製品販売は初の試みとなる。
遮熱塗料のエコクールは屋根、外壁などに塗装することで太陽熱による室内温度の上昇を抑える効果があり、結果として空調に必要な電気消費量を削減する効果がある。今回は更にエコクールの製造で消費される電力・燃料から排出されるCO2(エコクール一缶16kg製造あたり4kg)を、三菱商事が販売する排出権でオフセットし、環境への貢献を促進する。
三菱商事が販売する排出権は、国連で承認済みの温室効果ガス削減プロジェクトから生じた排出権で、最終的には日本政府に譲渡し京都議定書で定められた日本の温室効果ガス削減目標である「6%削減」に貢献する。