BMWグループ、廃熱発電機がエコグローブ賞を受賞

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BMWグループは、同社が開発したエフィシェント・ダイナミクス廃熱発電機がエコグローブ賞「内燃エンジン開発部門賞」を受賞したと発表した。

同賞は、ドイツの保険会社のDEVK社と自動車交通クラブ、自動車リサーチセンター、ゲルゼンキルヒェン大学応用科学部によって授与され、授賞式では、BMW開発担当のクラウス・ドレーガー取締役がBMWグループを代表して受賞した。同社のエコグローブ賞の受賞は2年連続。

今回の受賞は、BMWの廃熱発電機の研究開発が認められ、評価された。この技術は廃熱エネルギーを利用して内燃エンジンの効率を高めるもので、エネルギー生成の新たな可能性を提示する。

自動車リサーチセンターのフェルディナンド・デューデンヒュファー取締役は授賞式で「BMWグループのエフィシェント・ダイナミクスは量産車の効率化を向上させる自動車産業において先駆的な技術群で、廃熱発電機は将来的に、さらなる効率向上の可能性を示している」と述べた。

これを受けて、クラウス・ドレーガー取締役は「今年で3回目のエコグローブ賞受賞になるが、今回は廃熱発電機に対して賞を頂戴したことを大変光栄に思います」と謝意を示した。

今年9月現在、エフィシェント・ダイナミクスの技術を搭載したBMW製品の販売台数は100万台を突破した。28のモデルが、すでにCO2排出量140gCO2/kmを下回る数値を達成している。2006年の数値と比較した場合、今年末までにガソリン使用量1億5000万リットル、CO2排出量37万tを削減できる見通し。

《レスポンス編集部》

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