東京ガス、水素充填圧力を2倍に…燃料電池ステーション

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東京ガス、水素充填圧力を2倍に…燃料電池ステーション
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東京ガスは、経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFCプロジェクト)」に基づいて実証試験を実施しているJHFC千住水素ステーション(東京都荒川区)で、水素充填圧力を従来の2倍となる70MPa(700気圧)で供給する設備を増設し、9月11日から実証試験を開始した。

燃料電池自動車の実用化では、車載水素貯蔵方法および走行距離(航続距離)の伸長が主要な課題となっている。70MPaでの車載水素貯蔵は、水素搭載量を増やし、航続距離を伸長する有効な手段として海外でも実証試験が進められている。

東京ガスでは、今回の実証試験で、これまでJHFC千住水素ステーションで35MPa実証試験で使用していた圧力スイング吸着(PSA)方式の水素製造装置を使用する。あわせて、今回増設した80MPaの水素圧縮機、蓄ガス設備などを運転し、70MPaの水素充填を行う。この運転を通して、最適充填速度、関連設備の安全性や耐久性、システム全体のエネルギー効率などの評価、燃料電池自動車の最適水素貯蔵圧力の検討、関連設備の部品や材料の標準化などに向けたデータの取得、分析を実施する。

実証試験にともなって東京ガスがこれまで使用していた2台の35MPa対応燃料電池自動車のうち、1台を70MPa水素貯蔵システム搭載の新型燃料電池自動車トヨタ『FCHV-adv』に変更する。

《レスポンス編集部》

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