5日に発表されたソニーの新型nav-u(ナブ・ユー)では、4GBに増量された内蔵メモリを活かして、1万6500件のガイド情報が収録されている。内訳は、「グルメぴあ」からの飲食店情報が約1万4000件、「ゴルフダイジェストオンライン」からのゴルフ関連施設情報が約2300件、そして「全国旅そうだん」が提供する全国立ち寄り温泉ガイドが200件というもの。
ガイドブック画面には、住所や電話番号、営業時間、定休日などの基本情報に加えて、画像と解説文が表示される。画面左下の「地図へ」をタッチすると地図のショップ位置を表示して、目的地やお気に入りとして登録が可能だ。
パイオニアの『スマートループドットログ』をはじめとして、パナソニックの『おでかけストラーダ』、クラリオン『チズルとススム』、トヨタの『GAZOO』など、PCサイトの地図情報サイトとカーナビとの連携はフルナビの分野ではすでに多くの機種が対応しているが、住所や電話番号だけでなくガイド情報もプリインストールしているところが新型nav-uの特徴だ。nav-uではさらに、ソニーが運営する口コミ情報サイト『ペタマップ』の情報をメモリースティック経由で利用が可能。
ガイド情報をプリインストールしたPNDとしては、昭文社のガイドブック情報を収録したMAPPLEnavi搭載のユピテル『YERA YPL430si』が6月に登場。nav-uやYERAのように、「グルメぴあ」や「まっぷるガイド」といったガイド情報や、クチコミ地図情報サイトとの連携によるPOIの充実は、PNDにおいてもトレンドとして本格化しつつある。