気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年9月3日付
●日産ディーゼルが値上げ(読売・8面)
●トヨタ専門の国際窃盗団、容疑で5人逮捕、300台被害か(読売・34面)
●バンコク非常事態、日系企業、平常営業(朝日・10面)
●アウディが新型スポーツカー発売(毎日・8面)
●サラリーマン、心の病「増加傾向」(産経・8面)
●日産、電気自動車距離160キロ目指す(東京・8面)
●車の充電自宅で可能 伊藤忠系など 分譲戸建て、設備標準化(日経・1面)
●車ディーラー相次ぎ海外へ、横浜トヨペット、加に大型店、ホンダ系VTHDアジアで経営指導(日経・11面)
●自宅で充電のハイブリッド車、日産、開発進める、市場見極め投入検討(日経・11面)
●三菱航空機の旅客機開発、富士重工が参加(日経・11面)
ひとくちコメント
日産自動車との共同研究で優れた成果を出した研究チームなどに対し、その業績をたたえ表彰する「カルロス・ゴーン賞」。その表彰式が2日、神奈川県厚木市にある同社・先進技術開発センター内で行われた。
同賞は今年度から新設されたもので、第1回の受賞者は日本工業大学工学部の三宅正二郎教授ら3件の研究チームが表彰された。日産では、大学やサプライヤーとの共同研究を積極的に行っているが、現在、200以上の大学とともに時代に即した技術開発に取り組んでいる。今回の受賞者は対象候補を30件ほどに絞り込んでその中から最終的に選定したという。
受賞者の選定も去ることながら、「社内で議論が沸騰したのが賞のネーミングだった」(山下光彦副社長)。だが、「どうせやるなら大きくやれ」とのゴーン社長のひと言でその名称も決まったそうだ。
それにしても、品質管理部門の「デミング賞」や報道部門の「ピュリッツァー賞」など、その分野に金字塔を打ち立てた個人名を付けた賞は多いが、第一線で活躍する現役社長の名前を付けるケースは珍しい。ちなみに、ゴーン社長が退陣後も「この賞の名前は変更しない」(日産関係者)という。