【新聞ウォッチ】トヨタ「下方修正」、「世界一」報道も修正

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年8月29日付

●トヨタ電気自動車投入へ2010年早期に量産体制(読売・2面)

●総合経済対策 小麦値上げ幅を圧縮、高速の夜間料金減額(朝日・1面)

●社説:新型エコカー、高い目標を技術が追う(朝日・3面)

●トヨタ70万台下方修正09年販売計画、日本・北米伸び率ゼロ(朝日・13面)

●燃費いい道、ナビします、「景色いい」「割引ある」ルートも、ホンダが開発(朝日・13面)

●マツダ、中国で小型車5000台減産(日経・11面)

●新エンジン工場GMがインドに、220億円投資(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が都内のホテルで「経営説明会」を開いた。例年9月に行っていたが、今年は年央会見を見送ったため、8月末の「前倒し」開催となった。

渡辺捷昭社長と5人の副社長が顔を揃えたが、記者会見ではグループ全体の2009年の世界販売計画を1040万台から970台に下方修正。電池の性能を大幅に高めた「次世代電気自動車」を2010年代の早い時期に量産化するなど、エコカーの開発・販売を加速させることがポイント。

きょうの各紙をみると、読売が電気自動車に的を絞った記事を2面と8面に書きわけて掲載した以外、各紙が経済面(日経は総合面)で世界販売の「下方修正」を中心に取り上げている。

トヨタの記事といえば、1面で大きく報じられるケースが多かったが、今回は各紙とも比較的地味な扱いである。事前報道でニュース性に欠けた会見の中身でもあったが、きょうの紙面をみると、これまで「世界一」と騒ぎ立ててきたマスコミの”反省”のようにも受け止められる。

《福田俊之》

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