トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は28日の経営説明会の席上、開発中のプラグインハイブリッド車を2009年末までに市場投入する計画を明らかにした。
トヨタは今年初めに、2010年中の投入を表明していたが、前倒しする。当初の販売は法人などフリートユーザー向けとする。
プラグインは2次バッテリーにリチウムイオン電池を採用、EV(電気自動車)走行の範囲を、通常のハイブリッドより大幅に広げる。
渡辺社長はまた、EVの開発を加速する方針も表明し、「次世代EVの量産化を2010年代の早い段階」に実現する計画を示した。ただ、EVは現状では「近距離コミューターとしての利用が現実的」との従来の見解を述べた。