モバイル放送は29日、モバイル放送事業「モバHO!」を終了すると発表した。今後、モバイル放送事業終了のための準備を進め、2009年3月末を目処に「モバHO!」を含む全ての放送サービスを終了する予定だ。
モバイル放送は1998年5月に設立、放送衛星を利用した移動体向けデジタルマルチメディア放送事業を2004年10月から、行なってきたが、無料で視聴できるワンセグ放送の開始などもあり、充分な会員数獲得にいたらず、事業の継続が困難と判断した。
契約ユーザーにはサービス終了に伴う手続きに関する案内を発送する。事業の終了にあたっては、東芝(主要株主)の支援のもと、ユーザーを始めとする関係者への影響が最小限となるよう対応するという。
なお、韓国で同じ放送衛星を使った放送サービスが行われているため、モバイル放送の放送事業終了後も、放送衛星の運用は継続する。