TCMは、中国フォークリフト生産・販売子会社TCM(安徽)機械有限公司の新しいフォークリフトと鋳物部品の工場が完成し、18日に開業式を実施した。
TCMグループとして海外最大の生産拠点となるこの中国新工場では、小型から10t積みの大型フォークリフトまで、最新モデルを生産するほか、中国市場に合わせた中国仕様車も並行して生産する。
また、同じ敷地内にある鋳物工場では、フォークリフトの後部に取り付けるカウンターウェイトを製造する。この鋳物工場は、環境への配慮から産業廃棄物が少ないバキュームプロセス工法を採用、ここで生産したカウンターウェイトは、新工場以外にも日本や米国の生産拠点にも供給する。
新工場の操業と同時に販売面でも、TCM(安徽)機械有限公司の販売部門がスタートした。販売部門では、新工場で生産したフォークリフトの販売だけでなく、港湾荷役車両なども販売する。
TCM(安徽)機械有限公司は、日系独資会社であるため、経営の自由度の高かを利用して生産、販売、部品・サービスの一体化による収益拡大を目指す。
将来的には、港湾荷役製品などの生産も視野に入れており、日立建機グループの中国一大生産拠点を目指す。