気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年7月10日付
●洞爺湖サミット閉幕、新興国も温室ガス抑制、主要排出国 協議継続で合意(読売・1面)
●ガソリン180円台、最高値を更新(読売・2面)
●電動ミニパト登場 三菱自・神奈川県(読売・8面)
●イエローハット スズキ車販売へ(朝日・13面)
●ポルトガルでも電気自動車販売、日産・ルノー11年に(朝日・13面)
●一般向けも来夏発売、三菱自EV 250万円程度(産経・8面)
●低炭素社会への挑戦、トヨタの環境戦略(下):クルマの一生涯負荷ゼロに(産経・11面)
●3年生の採用活動やめて、大学側が企業に要請(東京・28面)
●ハイブリッド車レンタル値下げ、オリックス自、北海道で(日経・12面)
●イオン、ガソリン代還元で販促(日経・13面)
ひとくちコメント
地球温暖化対策などを論議した北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)が閉幕した。福田首相は最終日の記者会見で「充実した3日間だった」などと“自画自賛”したそうだが、きょうの各紙をみると、必ずしも大きな成果を上げたとは言い切れない面もある。
朝日は社説で「残念ながら、主要排出国が一緒になって数値目標の入った旗を立てることはできなかった。主要8カ国(G8)に中国やインドなどが加わった16カ国の首脳会合で、先進国と新興国の歩調が合わなかった」と指摘。産経は「一歩前進だが不満も残った」と評している。
また、今回のサミットは原油高騰やインフレ、景気後退など世界経済に関するテーマが満載だったが、毎日によると、「成果について市場の評価は不安解消につながる内容に乏しかった。相場もサミットにはほとんど反応しなかった」と伝えている。財界トップの中にも「評価」と「不満」の声が交錯していたようだ。