住友金属工業は、9月1日付で、住友電気工業と住友電工ブレーキシステムズから、鉄道用ブレーキ事業の譲渡を受けることで合意したと発表した。
鉄道車両分野では、高速化のニーズが高まりをみせ、新形式の車両が開発されており、これに応えられる高性能なブレーキ装置の開発が部品メーカーにとって必須となっている。
住友金属は、鉄道用台車・輪軸・ブレーキディスクなどの開発・設計を行っているが、今回の事業譲渡により、既存製品と合せてブレーキ装置全体として顧客への技術提案を行うことを目指す。今回譲渡を受けるのは鉄道用ブレーキ装置および関連部品の開発、設計、製造、販売などに関する事業。
住友金属は今後、鉄道車両品の新しい技術を提案することで、CO2排出量削減(気候変動防止)の観点から脚光を浴びている鉄道関連事業の売上げ拡大を目指す。