自動車検査独立行政法人は27日、2007年度中に全国93か所の自動車検査場で受けた暴力行為などの不当要求行為が前年度比90件増の667件となり、検査法人発足以降で過去最高となったと発表した。
依然として検査職員に対する暴力行為が10件(前年度比6件減)発生したほか、脅迫行為が128件(17件増)、車両放置による威力業務妨害行為が4件(3件増)、説明強要行為が201件(36件増)、時間外検査強要行為が64件(21件増)、合格強要行為が170件(29件減)などとなっており、警察要請は42回(6回減)行った。
自動車検査法人では、暴力・脅迫行為などの悪質な不当要求に対し、防犯カメラによる録画やICレコーダによる録音など防犯体制の充実を図っており「今後も警察と連携を密にして、断固たる態度で臨み、厳正で公正な検査を実施する」としている。