ガスプロム、ロイヤルダッチシェル、三菱商事、三井物産が出資するサハリンエナジー社(SE社)社は16日、東京で、国際協力銀行、市中銀行団との間でサハリンIIプロジェクト向けに総額53億ドルのプロジェクトファイナンスベースの融資契約に調印した。
今回の融資契約に基づいて国際協力銀行は、SE社に対して総額37億ドルを限度とする融資を行う予定で、市中銀行団は、さらに16億ドルの融資をSE社に行う。SE社は調達した資金をサハリンIIプロジェクトのフェーズ2建設工事並びに設備の試運転に向けて使用する。
その後、日本、韓国、北米西海岸向けにLNGの出荷を開始する予定。
今回の融資契約調印と同時に、SE社に出資する4社は、プロジェクト完工までの保証を差入れた。