ホンダは16日、新型燃料電池車『FCXクラリティ』の生産を開始し、米国仕様の第1号車を同日ラインオフしたと発表した。
生産は栃木県高根沢町の4輪新機種センターに新設した専用ラインで行っている。燃料電池スタックの組み立てはホンダエンジニアリング(栃木県芳賀郡芳賀町)が担当。FCXクラリティ用に電池のセル製造工程に専用設備を導入するなど量産対応も図った。
FCXクラリティは米国で7月から、日本では今秋にリース販売を始め、今後3年間で日米合わせ200台程度を計画している。
累計で数十台規模だった従来モデルの『FCX』に比べ大幅に増加する。米国で販売する最初の5台のユーザーも同日までに決まった。