新しいメルセデスベンツ『Cクラスステーションワゴン』の走りは、セダン同様に優れた走行安定性と快適性の高さを両立させている。
一般的なハナシとして、セダンベースからワゴンボディとすることでボディ剛性が低下したり、リヤタイヤ周辺からのノイズが入りやすくなるので、静粛性が悪化してしまうことが多いといわれるが、新型Cクラスワゴンの場合はセダンと乗り比べても、それらが気にならないレベルに抑えられている。
メルセデスベンツ日本商品企画部豊生浩一さんは「新型Cクラスステーションワゴンのボディは約70%に高張力鋼板を採用し、ねじれ剛性を12%も向上させています。ピラーやフレームをワゴン専用に最適化することで、セダンに劣ることのない走りを実現しています」
「また、セダン同様にダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整する可変ダンピングシステムを採用することで、優れた操縦安定性と心地よい乗り心地を両立させています」とコメント。
事実、新型Cクラスステーションワゴンの乗り味には、メルセデスらしさが凝縮されている。街なかや高速道路ではフラットな乗り心地と穏やかなステアリングフィールで落ち着きのある走りを与えてくれる。それでいながらコーナーが続くような山道では、ステアリング操作に対して忠実にクルマが動いてくれるので、気持ちよくドライビングを楽しむことができるのだ。
「エレガンス」と「アバンギャルド」の走りの違いは、主にタイヤサイズの差ぐらいしかないので、17インチを履くアバンギャルドでも高い快適性を維持している。
ワゴンボディの弱点を感じさせない秀逸なフットワークも、新型Cクラスステーションワゴンの強力なセールスポイントだ。